ホームページを更新しました
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2025年10月29日、三田理化工業のホームページをリニューアルしました。

実は2021年に一度ホームページを更新しました。しかし、2025年に改めてデザインをリニューアルするに至った思いをお伝えします。
三田理化工業は、複数の事業で多くの製品を製造・販売しています。
それらの多くが調乳機器や、洗浄滅菌済み薬液瓶など、普段の生活では目にすることのない特定のお客様にご使用頂くいわゆるBtoB向けのニッチ製品です。
これらの製品や事業は、実は国内トップシェアのものもあります。しかしそういった情報をなかなかお伝えできていません。
2021年のリニューアルでは「とにかくデザインを変えたい!」という思いからスタートしました。
これまでのデザインは10年以上前に作られたものでした。その間にWEBサイトの技術も進化し、サイトの閲覧方法も、画素数の高いモニターや、スマホで検索する機会が増えました。当時のサイトはそれらに対応しておらず、危機感がありました。

また、当時は新型コロナウイルスが流行中でお客様に直接会えず、より接点を増やすためにもWEBサイトに力を入れる必要がありました。そのため、ホームページのリニューアルに着手しました。
デザインは見やすさを意識してシンプルに。今までのコンテンツはそのままに情報(コンテンツ)を増やすことを意識しました。その一つとして、新たにこのブログ「三田理化Times」が生まれました。

その中の一つ「調乳ガイドラインって知ってますか?」は、調乳ガイドラインを検索した際に上位に表示され、その閲覧数もホームページ内で上位に入るなど、お客様が知りたい情報を提供する役割の一つになっています。
製品ページにも動画を表示したり、カタログダウンロードを可能にしたりと、お客様に情報をできるだけ多く提供するように取り組みました。
サイトの構造では、問い合わせページまでの導線が短くなるように設計しました。
その結果、商品の問合せはHPリニューアル前の1.5倍になりました。
しかし、いくつか課題もありました。
一つはスピードです。2021年に更新したサイトは、画面の表示に少し時間がかかりました。遅いわけではないけれどワンテンポひっかかる…そんな感じです。「これではお客様が知りたい情報にいち早くお届けできない」と思いました。
今回のリニューアルでは、トップページには動画を使いました。そしてページの数を減らし、1ページの情報量を増やしました。それでもサイトのスピードは速くなりました。クリック時のストレスは大幅に緩和されたと思います。(ぜひお試しください)

二つ目の課題は、製品までの導線です。
当社は機器事業部、消耗品事業部があり、それぞれに製品群があります。製品の機能や使用目的も多岐にわたり、お客様に必要な製品に到達するまでに迷うことがあります。
2021年では、これらを解消するため「製品検索」と「カテゴリーアイコン」の機能を追加しました。お客様が製品により速く到達できることを目指しました。しかし、結果としてはこれらはあまり使い勝手の良いものになりませんでした。

サイト内の製品検索を用いるお客様は当社の製品を知っていることが前提となります。しかし、ニッチな製品が多い当社の場合、「そもそも三田理化工業の製品って何があるの?」から知ってもらう必要があります。カテゴリーアイコンも同様で、写真ではなくイラストでは、具体的な製品をイメージさせるには及びませんでした。
今回のリニューアルでは、トップページから製品まで出来るだけ早く到達できるようにしました。製品ページもお客様の使用目的に応じて並び替えました。前回は1製品1ページでしたが、似た製品は同じページで表示できるようにし、お客様のクリックを減らし、情報を比較して得ることができるようにしました。 例:ユニット式調乳水製造装置/調乳ユニット/調乳水製造装置

もう一つの課題は、「ホームページを見る人」をより深く理解することでした。
ホームページを「私たちが伝えたいこと」から設計した結果、これまで、そして2021年のリニューアルは情報があふれていました。
今回のリニューアルの時には、サイトを見に来る人を「製品を知りたい」「会社を知りたい」「一緒に働きたい」、その結果「問い合わせたい」とそれぞれ何のためにサイトに来るか、をイメージしました。そのうえで導線をデザインしていきました。

この結果、最初のメニューが整理され、お客様が必要な情報にできるだけ早く到達できるようになりました。
またお客様を理解することで、よりコンテンツの充実を図れるようになりました。
採用情報では、これまではなかった仕事や部署の紹介ページを新たに作成しました。そして今後は社員のインタビュー記事を増やし、求職者の方が知りたいと思える情報を発信していきます。
今回のリニューアルでは「みった」と「りっか」にも多く登場してもらっています。2024年に生まれた三田理化工業のコーポレートキャラクターで、親しみを持って、より分かりやすく説明する役割を担当してもらいます。

「ありがとうと笑いがあふれるチームに」という三田理化工業のバリューを表現する役割としても、今後の活躍を期待しています。
2025年11月1日から始まる三田理化工業の新年度では、全社目標の一つとして「価値ある情報を届け、選ばれる会社になる。」を掲げました。お客様がより製品を理解しやすいような画像や動画をより増やします。製品の取り扱いもより分かりやすい情報を増やしていきます。三田理化工業自身を知ってもらえるように、昨年からインスタグラムのアカウントもスタートしました。

新しいホームページが、これからますます増えていくコンテンツを見やすく提供していくプラットフォームとなるように、今回リニューアルをさせていただきました。
今後とも、三田理化工業株式会社と、そのホームページをよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、パートナーとしてともにホームページ制作にかかわって頂いた富士精版印刷様の御協力に感謝いたします。